Life=Risk ソラチカ

「空は思ったより近かった。」なるべくお金をかけないで旅に出たり人生を楽しむ方法を模索するブログです。

The sky is closer than people think

空は思ったより近かった ~ソラチカ~

人生に必要なことは概ねアメックスゴールドカードが教えてくれた

2017年2月21日。このカードを発行して9か月が経った。クレジットカードは発行理由がポイント目的であっても半年以上は解約しない方がいいと聞く。短期間での解約はクレジットヒストリーに悪い影響を与えるそうだ。本当のところはよくわからない。私だったら理由はどうあれ解約されること自体に悪感情を持つだろう。だとすれば、カード会社というのはずいぶん寛容だとも言える。

そろそろ頃合いだと思っていた。3月、4月になると仕事も忙しくなる。このカードは喉に刺さった小骨のような存在だ。時間がある内に済ませておいた方がいいだろう。カードをひっくり返し、そこに書かれた番号に電話をする。簡単な作業だ。耳慣れた機械音声のガイダンスに従いボタンを押していく。ボタンを押しながら私は熱に浮かされたような暑い夏のことを思い出していた。

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2016年5月、陸マイラーになったばかりの私は1枚のクレジットカードのキャンペーンに目を止めた。アメックスゴールドカードの公共料金キャンペーンだ。公共料金1件の引き落としにつき2000ポイントくれるという。うまくやれば数万ポイントになるかもしれない。ネットの情報を頼りにプロバイダに登録したり、携帯電話料金を引き落としてみたり、今考えれば可愛いとも思える努力をしていた。

私の予想よりずいぶん早く最初の2000ポイントが付与された。それからだ。金の雨が降るようにポイントが付与され始めたのだ。私も気が付けばハワイの天気予報を聞くのが日課になっていた。マクロの知識などない私はU-NEXTをマンパワーでポチポチとクリックしていた。99パーセントこのままポイントが付与されることはないだろうと思っていたが、実際に人を動かすのは1パーセントの期待なのだろう。そして1パーセントの期待はなぜか確信に近い思いになっていくのだ。今後のことを考えるとカード会社に目をつけられるのはまずいという思いがあり、大口の参加者に比べれば大人しい数字だったが、それでも累積のポイントは200万を超えていた。もし付与されたとすれば。

祭りはバブルの構図そのものだった。期待がピークに達した時にはもう祭りは終わっていたのだ。ただ祭りの参加者はそのことに気付かない。いや、気付きたくないのだ。そして、運命の9月9日、祭りは終焉を迎えた。

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解約の手続きはあっさりと進んだ。最後はお決まりの「また機会がありましたら」という事務的な台詞だろう。言われなくてもまた入会するつもりだ。いいキャンペーンさえあれば。人は失敗から学ぶ。経験はよりしたたかに生きるための武器になるのだ。待っているがいい、そう思ったが「また機会がありましたら」という台詞は最後までなかった…