地方在住者が海外旅行に行く際に、ネックになるのが国内移動です。国際線がバンバン飛んでいるような空港が近くにあればいいですが、私のような四国在住者は、とりあえず関西国際空港、中部国際空港、成田空港、羽田空港といったところを目指すことになります。このワンクッションが、けっこう時間とお金を奪ってしまうんですよね。
先日、グアムについての記事を書きました。
なぜ、グアムなのか?
それにはちょっとした理由があります。
レオパレスリゾートグアムについて
レオパレスリゾートグアムは株式会社レオパレス21がグアムで経営するリゾート施設です。その広大な敷地内にはホテルやコンドミニアム、ゴルフ場など多様な施設があります。バブル期の遺産のようなもので、施設はけっこう老朽化しているそうですけど。
レオパレス21の株主優待券を使えば、このレオパレスリゾートグアムに無料で宿泊することができるのは有名な話だと思います。
施設は老朽化していますが、株主優待で宿泊できるコンドミニアム棟のラ・クエスタBコンフォートツインはリノベーションされていて、それなりに快適だそうです。
山の中にあり、グアムの繁華街であるタモン地区までは車で約30分というやや不便な立地となります。
レオパレス21の本日(2017年8月2日)の終値は767円でした。権利確定日は3月末日と9月末日で100株買えば、レオパレスリゾートグアムの無料宿泊券2枚がもらえます。
国内ホテルの50%割引券の方は、国内のホテルレオパレス4カ所(札幌、仙台、名古屋、博多)が正規料金から50%割引になるというものですが、実質的には無価値に近いと思われます。
7~8万円の出費で株主になれば、グアムのリゾートコンドミニアムが年2回、2泊無料で宿泊できるというのは太っ腹な優待とも思えます。ですが、実際この優待券を使うために航空券を買ってグアムに行く人がどれほどいるでしょうか?
現在、グアムへのLCCは関西国際空港から韓国系のティーウェイ航空が就航しているだけです。
いくら無料宿泊ができても、高い航空券を買ってグアムへ行くより、そもそも安いパックツアーを探した方がいいと考えるのが普通だと思います。面倒な個人手配をするより、全て旅行会社任せにした方がお手軽ですもんね。
その結果、この無料宿泊券をヤフオクやメルカリに出品したとしても、たいした値段がつきません。2泊分で1000円程度で売れればいいかなという程度です。
※この株主優待券の営利目的の譲渡は禁止されており、転売等で取得した場合は利用できないことが明記されています。が、自己責任において利用されているのが実情のようです。
地方在住の陸マイラーとの高い親和性
ANAの特典航空券は2015年のゾーン制導入により、国際線利用の場合、国内移動分の追加マイルが必要なくなりました。このルールにより、中部国際空港→グアム国際空港の特典航空券を発券する場合と松山空港(愛媛県)→中部国際空港→グアム国際空港の特典航空券を発券した場合で必要なマイル数は同じになったのです。
下は実際に私が昨日発券した特典航空券の旅程です。来年の1月分ですが。先日、グアム程度の距離ならエコノミーで十分と豪語しておきながら、つい帰国便はビジネスクラスにしてしまいました。往路はともかく疲れ切った状態で長蛇の列に巻き込まれるのはきついなと心が折れてしまったのです。
必要マイルは一人30,000マイルで、これは松山=名古屋があってもなくても変わりありません。私がこの旅程に支払ったお金は一人5,970円です。8月に入り予定通り燃油サーチャージが値下がりしました。
日付を消していますが5日間の旅程で、深夜早朝便利用のため、実質的な滞在は3日間と言えます。この場合、到着日にすぐホテルで休みたいということになれば4泊分の滞在費用が必要になります。
ここで宿泊先をレオパレスリゾートグアムにして株主優待券を利用すれば、宿泊費は無料ですので破格の値段のツアーが完成ということになります。ちなみに株主優待者は希望すればグアム国際空港とホテル間の送迎も無料で行ってくれます。こちらは予約の際に選択することが可能です。
ANAの国際線特典航空券発券の際の滞在先登録について
滞在先登録の際に、書き方に迷ったので備忘録として残しておきます。