eufy(ユーフィ)とは?
家電に興味のある人なら目にする機会が増えたAnker(アンカー)は、モバイルバッテリーなどの充電器で有名なメーカーです。同社はGoogleを退職したスティーブン・ヤングによって設立され、シアトルと深セン市に拠点があります。2016年にはスマート家電ブランドのeufy(ユーフィ)を立ち上げ、ロボット掃除機などの販売も開始しました。
ロボット掃除機 Robo Vacに興味を持った理由と購入をためらった理由
私がロボット掃除機のRobo Vacに興味を持ったのは、家電批評サイトなどでロボット掃除機の代名詞とも言えるルンバに迫る高評価を得ていたからです。下の記事のRobo Vac10はRobo Vac11の前モデルです。
私がRobo Vacの購入をためらっていた理由は、一つはロボット掃除機自体が本当に必要なものなのか、役に立つのかという点で疑問を持っていたためです。
そして、もう一つの理由は価格です。Robo Vac11はAmazonマーケットプレイスで通常22,800円で販売されています。この価格が微妙なんですよね。と言うのも2万円台後半を出せばルンバのエントリーモデルを買うことができるからです。
「安物買いの銭失い」になるのだけは避けたい、しかし3万円弱を出してロボット掃除機を買う必然性が本当にあるのかという堂々巡りの思考から抜け出せずにいたのです。
我が家にRobo Vac11がやって来ました
私の背中を押して購入に踏み切らせたのはやはり価格ですね。11月8日に行われたAnkerの秋のガジェットフェスでRobo Vac11が30パーセントオフの15,960円で販売されているのを見て即断しました。この価格ならロボット掃除機のお試しとしては納得できると。
そして注文の翌日にはもう配送されました。この四国の田舎に翌日配送とはAmazon恐るべしです。コンパクトにパッケージングされています。
家電の梱包を解く時ってわくわくしますね。
フィルターとサイドブラシの予備パーツが同梱されています。リモコンには単四電池2本が必要ですが同梱はされていません。別途購入の必要がありますが、リモコンがなくても自動モードでの掃除は可能です。
充電器で有名なAnker製だけあって、この価格にしてRobo Vac11はリチウムイオンバッテリーを採用しています。リチウムイオンバッテリーはメモリー効果(浅い充電と放電を繰り返すことで電池自体の容量が減ってしまう現象)がなく、継ぎ足し充電が可能で、自然放電も少なく寿命が長いという特性があります。バッテリーはロボット掃除機の耐用年数を決定付ける大きな要素です。
本体裏側の状況です。フィルターなどは予めセットされているので、使用のための準備はサイドブラシ2個をセットして充電するだけです。
充電は充電ステーションだけでなく、本体に直接プラグを差し込んでの充電も可能です。
ダストボックスの取り出しも簡単で、大きく開くためメンテナンスも楽そうです。
リモコンはこんな感じです。時間指定をしたり様々なモードを使わず、自動モードだけで使う場合はリモコンは不要です。ただ、運転を中止して充電ステーションに戻すためにはリモコンが必要です。また、繰り返しになりますがリモコン用の単四電池2本は付属していません。
本体の直径は約32cmでした。
床に置いた時の高さは約8cmでした。
実際に使用しての問題点と対策
ホットカーペットのコントローラー部分(厚さ約3cm)を乗り越えるのに苦労していました。結局、何回か乗り越えましたが、車輪が浮いてしまい動けなくなることもありました。コントローラー部分以外は難なく乗り越えていました。
ウエイトトレーニングのベンチプレス台の下に敷くベンチマット(ゴムではなくウレタンのような柔らかい素材で厚さは約5mm)は高さ的には十分乗り越えられるはずですが、柔らかすぎて車輪が引っかかる感じで乗り越えられずに反転する場面が多かったです。
最初に稼働させる際は、外出する時や就寝中ではなくて、様子を観察できる時にした方がよいと思います。乗り上げて身動きできなくなるなどの可能性があるところには、わざと障害物を置くなどの工夫が必要です。
リビングダイニング(28畳強で全てフローリング)で使用しましたが、充電が切れることもなく全て掃除できました。ただいつまで経ってもやめる気配がないので、リモコンを使って充電ステーションに戻しました。
当面は、私か妻がいる時に動かして様子を見ようと思っています。騒音も気になるようなレベルじゃないし、掃除をしてくれていると思うとなんか可愛いんですよね。ペット的な感覚に近いのかもしれません。
使用後の感想
「普通に掃除機があるのにロボット掃除機なんて必要ないかな。」こう考える人はけっこう多いと思いますし、私もその一人でした。また、ロボット掃除機を使用した感想で「毎日、掃除はしていたのに、こんなに埃がとれるなんて!!」みたいな話は大げさに誇張した話なんだろうなと思っていました。
本当は意外と埃がとれました的な写真を載せようと思っていたんですが、自主規制します。気分を害する人がいるといけないので。いや~、意外とどころか本当にシャレにならないくらい埃がとれちゃったんですよね。
でも私も妻も、そんなに掃除をさぼってたわけじゃないんですよ。妻はマメに家事をこなすタイプだし、私もできるだけ家事をするようにしてますから。
普通の掃除機より吸引力が強いのかもしれません。フローリングの溝とか、カーペットから普通の掃除機が吸引できないような埃を吸引したとしか思えない埃の量でした。
後は耐久性がどうかという問題です。ブラシ部分のゴムの耐久性に問題があるという記載も口コミで見たので、その辺りも今後検証したいと思います。ただ、今のところは購入して大正解だったと思っています。