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岡山県倉敷市真備町にある横溝正史疎開宅探訪、名探偵金田一耕助はここで誕生しました!!

横溝正史疎開宅の様子

横溝正史氏は太平洋戦争末期、東京での戦禍を避け家族で岡山県倉敷市真備町に疎開しました。軍部の圧力もあり探偵小説を書くことができなかった氏は、この疎開先で地区の人から農村の因習などの話を聞き、来るべき日に備え作品の構想をあたためたのです。

そして戦後、氏は名探偵金田一耕助を生み出し、「本陣殺人事件」「獄門島」「八つ墓村」といった名作を発表し、日本初の理論的推理小説の分野を切り開くことになりました。

その名探偵金田一耕助生誕の地が、今も岡山県に現存する横溝正史疎開宅なのです。

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ミステリーファンの人が訪れたいと思っても、なかなか敷居が高い不便な場所にあります。と同時に、今なお疎開当時の雰囲気を残して現存しているのは地元の管理者の方の努力の賜物であり、この地にあったからこそ可能であったのだろうと思うのです。

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立派な門です。

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今も横溝正史氏が住んでいるかのような風情が漂う玄関です。

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疎開当時の間取り図が掲示されていました。

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土間部分に写真や資料が展示されています。

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金田一耕助を演じた石坂浩二さんのサインがありました。

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稲垣吾郎さんと古谷一行さんのサインも。

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この雰囲気が最高ですね。

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このシルエットは!!

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執筆の間です。

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構想が行き詰った時にこの庭を眺めたのでしょうか。

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反射してしまってわかりにくいですが、横溝正史氏と奥様の遺品が展示されていました。

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敷地内の一角に、横溝正史氏の銅像がありました。

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疎開宅から徒歩圏内の関連場所

濃茶の祠

疎開宅から見える場所にあります。「八つ墓村」で「たたりじゃ~」と叫んでいた濃茶の尼の着想はここから得たと言われています。

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千光寺

疎開宅から狭路を10分程度歩いた場所にあるのが「獄門島」で最初の殺人事件が起こった千光寺の着想を得たお寺です。横溝正史氏は疎開先で加藤一(かとうはじめ)さんという学校の先生から農村の風習などについて教えてもらったそうですが、この千光寺の住職さんとも親しかったそうです。

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その他にも小説に登場した場所やキャラクターの銅像などもありますが、時間の都合で回り切ることができませんでした。再度訪問した時には回ってみたいと思います。

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終わりに

横溝正史疎開宅がある岡山県倉敷市真備町は、2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた町です。疎開宅直近まで水が迫り、近隣は空き家となった家も多く、生々しい災害の跡が今も残されています。

災害からも生き残った疎開宅が単にミステリーファンの興味を集める場所としてだけではなく、真備町復興のシンボルとなり得ると信じています。

被災した方々が一日も早く元の生活に戻れるように、真備町が力強く復興を遂げることを切に願っています。